【校長日誌】もう1冊
最近、なんだか読書をしたくなり、本校5階の図書館によく通っています。先日に続いてもう1冊。
図書館で私が本を借りるのは、①ぜひ読んでみたい②読んだら勉強になるような気がする③タイトルが面白そう、といったことが理由にあるのですが、根底には④読み切らなくてもよいということがあると感じています。書店で購入した本は、予想に反するような内容であっても、意地でも最後まで読もうとします(結局くじけることもあります)が、借りた本ならば潔くすぐに返却することもあります。
本を借りることのメリットは、無料であることというのもありますが、”自分の守備範囲を広げることができる”というのが大きいです。購入したものだけに自分の読書の範囲を限ってしまうと、その範囲はとても狭いです。一方、興味はなくても勉強のために読む、タイトルが面白そうだから読む、ということになれば、まったく今までのぞいたことのないジャンルに触れることができます。
そんなことでたどり着いたのが以下の本です。もちろんタイトルが面白そうだから借りました。この意味は、意外なところに道がある、解決策はひとつではない、だそうです。自分の体をぞうきん代わりに使われては、猫もたまったものではありませんね。
「おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った」(世界ことわざ紀行)
金井真紀:著 岩波書店