【校長日誌】令和4年度3学期始業式
新しい年を迎えました。令和も5年となりました。それぞれの目標に向かって、スタートしたいと思います。
以下は、本日の始業式の話です。
みなさん、おはようございます。
また、あけましておめでとうございます
いつもより少し長い冬休み、皆さんはどのように過ごしましたか。
しっかりと休んで、リフレッシュして今朝を迎えているでしょうか。
体調はどうですか。
令和5年、また、令和4年度3学期のスタートに当たり、少しお話をしたいと思います。
今朝、登校した時、正門に新しいプレートが取り付けられていたことに気づいた人はどれくらいいるでしょうか。
これは、4月に開校する校内分校の校名プレートが、本校の校名プレートと対をなすようにして門柱に取り付けられたというものです。
私もプレート作成のことは聞いていましたが、こんなに早く取り付けられるとは聞いていませんでしたので少し驚きました。
3学期は、カレンダーで見ると3か月もありますから、それなりの長さがある、と想像している人が多いと思います。しかし、登校しなければならない日数だけを数えてみると、皆さんが想像しているよりもはるかに少ないのが実際のところです。
1,2年生は50日もありませんし、3年生は家庭研修や卒業式の日程のこともあって、20日前後しか登校する機会はありません。もちろん長いか短いかはそれぞれの感覚的な部分もありますから、これを”長い”と感じる人もいるかもしれませんが、ともかく数値としてはこれしかありません。
ところで、皆さんはこんな言い方を聞いたことがあるでしょうか。3学期のことを次の学年の0学期と呼んだりすることを。1年生ならば、1年生の3学期と言わずに2年生0学期といった具合です。2年生ならば3年生0学期、3年生ならば大学1年生の0学期や社会人1年生の0学期などとなるでしょうか。
これは、3学期というのはその学年の仕上げの期間であると同時に、次の学年を迎えるための準備期間でもあるということを意識してもらうためのものと私は理解しています。
話の冒頭に、分校の校名プレート取り付けの話をしました。また、ずいぶん早く取り付けるのだなあ、とも言いました。4月の開校ですから、3か月前の取り付けは早い気もしますが、分校とはいえ、新しい学校が開校するわけですから、工事の順番としてこの時期にやっておくべきこととなっていたのでしょう。
皆さんには、大きな音や振動で授業などに影響が出たりした分校の教室を作る工事も、立ち入り禁止の柵ごしにはなりますが、完成が近づいている様子が見えるようになりました。4月の開校に向けた準備は、日を追うごとに進んでいます。
翻って、皆さんの方はどうでしょうか。
4月からの自分の姿を想像し、何か行動を起こしているでしょうか。
3学期は3学期にやらなければいけないことに取り組むのは当然ですが、その先のあるべき姿を作るための大切な準備期間でもあります。就職を控えた3年生もいます。新聞を読んだりニュースを見たりして、世の中がどんなふうに動いているのかを気にするようになっているでしょうか。
2年生の皆さん、進学か就職か、方向性は出てきましたか。夏休みには、選抜の要素を含む形のオープンキャンパスや会社見学があるということを知っていますか。家の人と進路の話をしているでしょうか。
1年生の皆さん、これまでは先輩たちのサポートを受ける側でしたが、4月からは後輩をサポートする側になります。それだけの力をつけつつあるでしょうか。
少しあおるような話しになってしまいましたけれども、
いろいろな準備にはそれなりの日数が必要ですが、3学期は始まったばかりです。
あせることはありませんが、0学期ということを少し意識して行動してみてください。
そうすることで、4月を迎えたときに余裕をもっていろいろなことに取り組むことができることと思います。
いつもドタバタで、しめきりギリギリの生活をしている人、皆さんの中にどれくらいいるでしょうか。
令和5年、2023年、新しい年を迎えた今、心を入れ替えて生活してみてはどうでしょうか。
そういう私もそのうちの一人、ギリギリにならないと動き出さないタイプです。
皆さんと一緒に心を入れ替えて、この1年を過ごしたいと思っています。
最後に、皆さんにとってこの1年が素晴らしいものとなることを願って、始業式の私の話を終わります。
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